10月 3日  金蔵院「大般若経600巻」転読法会

 河又関根の金蔵院で「大般若経600巻転読法会」が開かれた。
 金蔵院に残る大般若経600巻は茂木町指定文化財で、毎年10月の第一日曜に壇信徒を集め、虫干しも兼ね経文を省略して読む「転読」を行っている。
 安永4年(1775年)、この地方に飢餓と疫病が蔓延し、当時の住職がこれを退散させることを欲して浄財を募り、 京都府宇治市の黄莫院収蔵の大般若経を金蔵院に奉納した。
 このお経を長持ちに納め担いで村内を歩き回ったところ、厄災が次第に消えたと言われている。
 この日はあいにく雨が降り、虫干しには適さない天候だったものの、壇信徒など約40名が経文を桐の箱12箱から取出し 「大般若波羅蜜多経第・・・巻」と開いた経典の巻数を読み上げてぱらぱらと丁寧にめくり、1年間の無病息災・家内安全・五穀豊穣などを祈願した。
 この大般若経の転読は、300年余一度も欠かさず行っているそう。
 また、金蔵院にはこの他に、町指定文化財の「薬医門」と天然記念物の「カヤの木」がある。
 皆さんもこの秋紅葉を見ながら、河又関根方面に出かけて見てはいかがだろうか。

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